プライズ〜秘密と嘘がくれたもの〜
ラウラ・アゴレカの「プライズ〜秘密と嘘がくれたもの〜」を鑑賞。
結構前から気になっていた作品ではあった。ちょうどGyaoで無料配信していたため、観ることにした。
シチュエーションが悪かったのかもしれない。
お正月の昼下がり、一人で、家でこたつに入りながら、鑑賞する映画ではなかった。静かに淡々とすすむ映画だったのも有り、途中眠くなってしまった。
わたしは何かをたのしむとき、その何か自体の質よりも、その時の状況がその価値の決定(満足度)に大きく作用するタイプの人間であるようだと、ここ最近気がついた。
「何を食べるかよりも、誰と食べるかだ。」は、しばしば耳にする言説である。
「誰と(あるいは一人で)」、「どこで」、「どういう気持ちで」、という状況を更生する要素たちと、「何を」の組み合わせがとても自分にとっては重要らしい。
食べ物ではなく映画でも、その満足度に及ぼす状況の影響が他の人より大きいように思う。
それを考えると、この映画には少し悪いことをした。
休日に、一人で、小さな映画館に足を運んで観るべき映画だった。もったいないことをした。