サヨナラの代わりに
絶対観ようと公開前から思っていた作品。
随所で涙腺刺激されて、コンタクト取れるかと思った。
コンタクト取れたら車で映画館行ってたから帰れなくなるという。
必死で堪えたけど、無理だった。
わたしもこんな友人との関係を築きたいなあと思った。
言葉遣いとか男関係、見た目はだらしないけど、心は綺麗な人。
なんとなくでこの人とは友達になれない、だなんて思っちゃいけないなあ。ほんとに。
女の友情の話だと観る前のわたしは思っていたけど、それだけじゃなかった。
夫婦の話、それを超えて人生の話。
奥さんが病気でどんどん弱っていく中で、それでも優しさを忘れない旦那はできた旦那だった。たとえ浮気してても。
でも、まあまあな暮らしができてるのに、夫の愛情が自分に向いてないのではと感じてメールを勝手に見てしまう気持ちも、わかりたくないけどわかってしまった。
見なければ良いのにね。
あの状況で浮気されても相手は責められない。
きっと当事者だったら悲しむだろうけど、心のどこかで自分自身も責めるだろうな。
でもその中でも、強く感じたのは、誰も悪くないということ。
誰も悪くないけど、みんなが辛くなる事態は現実にも起こり得る。
そのときわたしも他人のことを責めない人で居たいな。