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忘れちゃうから

趣味の記録 主に本、映画、舞台、美術、手芸(はんぶん日記)

リリーのすべて

画家夫婦。妻の絵画のモデルのために女装したりしているうちに、夫が女に目覚めていく話。
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渋谷のHUMAXシネマで初日に鑑賞。
展示もあった。
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予告を観た時、リリーがものすごく美人で驚いた。所作も美しいし、女の私より女だと思った。
エディレッドメインの顔自体も好みだけれど。

リリーが途中、とてもわがままに見えるときがあったけど、そりゃ心と身体が一致してない状態で産まれてしまったとなれば、そのぐらい頑固になるよなあとも思った。

後天的な部分もあるかもしれないけど。後天的でも、違う性別に目覚めるきっかけとなる因子が自分にもともと存在したんだとしたら、可哀想。自分ではどうしようもない部分が大きすぎる。

私は見た目も中身も女だと思ってる。だから、今のところ分からないけど。
自分の性別に違和感を感じているとしたら、自分の場合は本当に不幸な人生だなって思わざるを得ないかも。リリーは前向きで偉い。

本当に周りの人に恵まれているっていうこともあるけど。
人ってあったかいと思わされた。

妻エルバの愛が溢れている。夫ではなくなったあとも、リリーを精神的に支えていく。
こんな風に人を愛せるって素晴らしい。
しかも、アリシアヴィキャンデルの演技が良すぎて、涙腺が崩壊した。さすがアカデミー賞助演女優賞

台詞も素敵だった。
アイナールの友人ハンスが言う、
僕の友人は数少ないが、君はそのうちの二人だ、みたいなのとかね。
邦題のつけ方も秀逸だし。

ずっと楽しみにしててハードルあがりまくってたけど、それを裏切られなかった。
総じてとても良かった。