忘れちゃうから

趣味の記録 主に本、映画、舞台、美術、手芸(はんぶん日記)

日曜日たち 吉田修一

日曜日たち。

題名がわたしの状況にびったり。一応つながりのある短編集。

 

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一つづつ感想。

 

*日曜日のエレベーター 

池袋で一人暮らしを始めた男の人が出てきて、知人が頭によぎる。

 恋人とか友達の定義ってなんだろうね。

男女で仲良くて、でもきすとかしちゃったら友達じゃなくなる、、?でも恋人じゃないし。

ただ、友達とは呼びづらくなるなあ。

 

なんか、大学生みたい。大学時代そういうことなかったからわかんないけど。笑

 

*日曜日の被害者

これもエレベーターと同様、少し薄暗い話。

軽さが違う友達同士って付き合いづらくなるよね。

話題としてだけにとどめて、実際の男関係を女子会に持ち込まなきゃいいんだけどね。無理だよね。

 

*日曜日の新郎たち

好き。

男女関係とか友人関係より、親子関係にほっこりくる。

 

*日曜日の運勢

田端みたいな男の子いいなあ。

冷めてるようであついというか、ひとつのことにかかられるとこ。

熱中しちゃうと優先順位のいちばんになっちゃうんだろうな。憧れる。

 

*日曜日たち

ずーっと短編を通して出てきてた兄弟の結末が見える。

とてもよい。

悪いことばっかりじゃなかったって思えたのは、結局自分の行動のおかげなんだよな。

自分がどうするかが大事。

 

理想と現実の間でできるとこまでやってみようと思った。