沈黙
遠藤周作原作の映画。
中学生の時、習った時には 踏み絵ってどうして踏めないんだろって思ってた。
ちょっと踏むだけでみんな救われるんだよ?って。
宗教について全然理解してなかったからなんだ。
学生時代、カナダに短期留学してた時に、カフェである有名なキリスト教団体の人たちに「日本人?神様って信じてる?」って話しかけられて、
英語の勉強にもなるし、宗教ってどんなだろって思って少しお話しさせてもらったのを思い出した。
「信じてないです。神様を信じるってどんな感じですか。」って聞いたら、聖書に沿って細かく説明してくれた。
あと、「無理して信じなくてもいいんだよ」ってこちらの考えも認めてくれてとても感じのいい人たちだったのを覚えている。
自分たちは信じる。それで、他に共感する人がいたら入信してください、でいい。
他の人の価値観を無理に曲げる必要はないのに。人に迷惑かけなければ。
だから、わさわざキリスト教の布教を妨げた当時のやり方は気にくわない。
だけど、沈黙の中で、周囲の人を助けるために転んだ主人公は個人としては間違ってないとおもった。
山本五十六を観た時にも思ったけど、自分の信念を曲げて守りたいものを守る人にわたしは弱い。