平成くん、さようなら 古市憲寿
古市さんのこと、Twitterでフォローするくらいには好きで、どんな小説を書いたのか単純に気になり、手にとってみた。
久しぶりの読書。
軽い気持ちでの立ち読みだったのに引き込まれてしまった。
かなり不安定な心持ちだからか、心がぎゅーっとなった。
死んでも生きててもわからないっていうのはかなり同感だなあ。
そこに存在し続けてるような気がするし、なんなら悲しいことに、死んでしまってからの方がその人のことを考える時間が増えている場合もある。生きている間には気づかないこともあるし。
平成くんの考えは平成くんにしかわからないしそれはみんな同じことなのに、つい自分の物差しで見たくなっちゃうから気をつけないとなあと思った。
どんなに他人の状況をじぶんごとにしようとしてみても想像力には限界があるから、どうせわかんないでしょって心の中で見切るのは自由なんだけど。
でもいちいちわかってもらえないってバリア貼りつつ不幸自慢してるやつみると、それ言ってて楽しい?って気分にもなる。
これは平成くんに対してではなく日常で思ったこと。