シナモンの効いたアップルパイ
アップルパイは実はとても簡単。
パイ生地は自分で作るとなかなかサクサクにするのは難しいけど、私には強い味方がいる。
その名も、、冷凍パイシーーート!
ふふふ。
りんごは甘くないのをチョイス。
蜂蜜とバターと黒糖でいい感じ(=適当)に炒めて好みでシナモン降って、パイ生地で包む。
いつもはホールの型で作ってるからたくさん作りすぎちゃうんだけど、今日は初めて四角く作ってみた。
パイシート2枚で4個分。
下の生地はフォークで穴開けて、上は切れ目を入れて、合わせて端をフォークでとめる。
卵の艶出しは少しの手間で見た目が大きく変わるから何においても重要。
バレンタインにトリュフ作った以来の久しぶりのお菓子作りに癒された。
最近、珍しく相手のすきを自分の方があきらかに上回ってるような感じがしてふあふあする。思い込みかもだけど。
この気持ちを大事にしたいけど、大事にすると冷静な判断ができなくなるからうまくいかない気がして。こういうところが可愛くないんだよなあ。
でも、大事にしないとちゃんと好きでいれなくなりそうだし。困ったなあ。
明日会おうって約束が流れる疑惑でこんなこと思った。
ま、とりあえず会えなかったら家族に食べてもらお。
LA LA LAND
公開日に鑑賞してきた!
期待大で観たのにそれを更に上回る感動があった。
ストーリーはドストレートな恋愛ものな感じで進んで行く。偶然の再会からの惹かれ合う、夢追う二人っていうような。
後半はやっぱりセッションの監督だなあという感じ。観終わって最後の目まぐるしい展開に心がかき乱されて。
切なさ?諦め?満足?あの表情はどっちなの?って言うのでもう頭おかしくなりそうだった。
そうだよねって分かってるんだけど欲張ってしまう。もやもや感。
そうなったのは描かれ方が凄い凝ってたのもあって。
まず、音楽って偉大。音楽、あの曲の冒頭が流れるだけで揺さぶられる。それに歌踊りが加わっててミュージカル最強。
更に映画として、技術的な部分でも凝っていて。色味とか、明暗、写し方、スポットライトの当たり方。場所の使い方もすごい良くて、対比が効いてた。
全部の技術を総動員してこちらに伝えてくる感じがして、圧倒された。
今年まだ全然終わってないけど1番な予感。何度も観たい。
静かな爆弾 吉田修一
耳が聴こえない響子と出会ったテレビマンの俊平の話。
障害を乗り越えて恋に落ちるありがちな感じかと思ったら、そういう訳でもなかった。よかった。
優しい人がすきっていう前提が自分の中で当たり前のようにあるんだけど、優しいってどういうことなんだろうって偶にかんがえる。
むずかしくてだいたい答えが出ないんだけど、読んでてこういうことかなってストンと落ちる部分があった。
両親に、耳の聞こえない恋人として響子を紹介するのではなく、響子という恋人の耳が不自由なのだと伝えたい。
っていう俊平の思考。
そういう思考回路で人のことを考えられるとこ、すごいすきだとおもった。
わたしもそう想われたいなあって。
わたしの思う優しいは、行動として優しいっていうより、思考なのかも。
それが行動に現れることもあるのかもしれないけど、まず思考。
考えてることなんてわかんないんだけどね。
そういうような感じのことを思ってるって思いたいと思ったらもう好きなんだろうな。
すきが先か、優しいことを信じるのが先か。
にわとりたまご問題みたい。
あと、印象に残ったとこは、
野良猫が実は神様かもしれないから用心、用心。施してやるか、施させてもらうか。
のところ。
ほんとに響子のせかいはおもしろい。
耳が聴こえないと言うことを除いても。素敵な子。
他には、俊平が響子に一緒に暮らそうって言って断られた時に感じた気持ち、すごくわかるなあとおもった。
自分から望んでるはずなのに、実現されなくて安心するって言う。
ほんとに勝手なんだけどわかっちゃう。それに気づかれたくないってとこも。
あと、昔なんである一人の人だけが人気なんじゃなくみんな選ばれるんだろうって疑問だったんだけど(悪くいうと、なんで大体の人が結婚できてるんだろうみたいな)、それがやっとわかった。
小さい時はクラスで一番人気の子がダントツでいるみたいな、すごい偏ってたような感じだったけど。
パズルのピースみたいに。生きてる間に形が変わって行って、合う人も変わっていくんだな。
だから、以前は魅力的に思ってなかった人でもピッタリ合う形になっていったりする。
一つ合わない部分があっても一緒にいるうちに同じピッタリ合う形になってくということもあるし。逆に、形がずれていって違和感を抱くようになることもある。最近両方の可能性を感じている。
一件不自由な響子と一緒にいたいと感じる俊平の感覚から、なんとなくそんなことを思った。