つめたいよるに 江國香織
短編集。怪談ちっくな不思議な話が中心なのかな?と最初は思ったけど、そういう訳でもないみたい。
すごく一話一話が短くて待ち合わせとか電車とかで読むのに適した本だった。
その中で、好きな話3選。
離婚した夫婦。あきれつつも静枝のことをいとおしくかんじる元夫。友人だよと言い残す優しさ。素敵な関係性。
「冬の日、防衛庁にて」
こういう女性が一番怖い。逆上したり、問い詰めたりする訳でもなく、卒なく、冷静に対処できるところが強い。こういう女性になりたい。
「鬼ばばあ」
老いるって死ぬってこういうことか。美化してるわけではないところがいい。子供から見た感覚がりある。
江國香織の作品読むとアイスクリームがよく登場してて、食べたくなる。
ゆったりを作り出してくれる。しあわせ。