忘れちゃうから

趣味の記録 主に本、映画、舞台、美術、手芸(はんぶん日記)

噂の女 奥田英朗

10の短編からなる物語。
全部、◯◯の女って題名。

噂の女 (新潮文庫)

でも、噂になる女は、糸井美幸ただ一人。
時系列順に書かれてる短編集だから追いやすい。

最初は男性目線の話も多くて、女に嫌われる悪女なんだけど、だんだん同性の支持も得ていく美幸がかっこいい。


短編の中で、料理教室の女とかパチンコの女とかは、女目線での悪女が描かれてて、凄く共感できた。


こういう悪女的な女が出てくる作品すきなんだよね。


松本清張全般とか。(特に黒革の手帳。)

悪女になりたいわけではないんだけどね(´-`).。oO(なれないし。


まだまだ続く感じの終わり方で。
気になる。糸井美幸がどういう人生の終え方をするのか。

むしろ死んでも、みんなの話題に上るんだろうな。あんな悪女がいたって。

だって噂の女だもん。