ためらいもイエス 山崎マキコ
厳格な母親の下、育った娘の気持ちは結構わかるなあと思った。
私の方が幾分か早くその悩みにぶち当たり、、抜け出せたけれど。ちょっとラストの方は違うよすぎやろ感あるけど小説だからしゃあなしなのかな。夢物語。
読んでいて、誰かをどうにかしたいという気持ちは私の中に根強くあるみたいで、それを支配欲と指摘されたようでぎくっとした。相手にこうしてほしい、こうした方がきっと相手にとってもいいのになんて感じで行動するの、まさにやりがちだなあと思った。神様でもなんでもなく、ただの人だから人を変えようなんておこがましい考えなんだな。
あるがままの相手と関わったり、相手を信じるしかないって思うと結構つらいなって思うときもあるかもだけど、相手だってそれでも生きてる訳だし、そういう人が殆どなんだろうしな、、神保くんは出来過ぎた人だけど、ちょっとでもそんな風に考えられるようになりたいと思った。